文京区にある印刷博物館で活版印刷を体験してきました。
活版印刷とは1文字1文字、活字(金属製のハンコ)を選んで組み合わせ、
そこにインクをつけて紙に押しあてて印刷する方式のこと。
約550年前に発明されたものだそうです。
学芸員さんの説明を聞いて、体験教室がスタート。
今回はコースターに、自分の好きな文を印刷します。
印刷する文を決めたら、まずは活字選び。
この数ある活字の中から、1つ1つ手で拾っていきます。
サイズや形の異なる活字が並び、選ぶのに時間がかかります。
次に、拾った活字を木の枠に並べ、文を完成させます。
空白の部分にも、金属を入れて動かないように調整。
職人になった気分になります。
文が完成したら、木の枠を印刷機に装着。
活字にインクをつけたら、印刷機のハンドルをグッと力強く下げて、
紙に活字を押しあてます。
そして完成!
おお。文字がくっきり見える。
ちゃんと、印刷した文字の部分がへこんでいる。
「活版印刷が好きだった」という話をよく耳にしますが、
今回の体験を通して、そのことがよくわかった気します。